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あなたの愛する人は感情をマスキングしていますか?後編



  BPDを持つ人は自分の感情のせいで繰り返しトラブルに陥るので、感情と感情表現の間に壁を築きます。シャットダウンを始めますが、感情の自然な表現をも抑制します。あるいは少なくとも抑制を試みるのです。時として結果的に、感情的に経験していることとその外的表現の間に不調和が生じます。マスキングされていても感情はなおそこにあります。

ただ、自然な表現が許されていないのです。そこでBPDをもつ人は、本当は怒っているかもしれないのに笑ったり、本当は悲しいかもしれないのに大丈夫そうな声で大丈夫と言ったりするのです。全く大丈夫でないとしても。

  その人は何が起こったかをあなたに語り、それは本当に無茶苦茶な話しに聞こえますが、その人は雑誌をペラペラめくりながらあなたに伝えていますし、顔の表情は「人生最悪の日」を伝えるものではありません。涙ぐんでもいないですし、声はか細くもなく、顔の筋肉がこわばっても見えません。あなたの愛する人が本当にひどい日々を経験して、完全に崩壊してしまうのを見たことがありますが、今日はその人が壊れてしまいそうには見えないため、その人にとって人生最悪の日であるかのようには反応しません。あなたの反応は、どちらかと言えば雑誌を呼んでいる状態に合ったものです。何か支援的なことは言うかもしれませんが、知り合いの誰かが同じこと言ったならそうするように、現状に飛び込んでいって「それはひどい。これからどうしようか?」とは言わないのです。あなたの愛する人が感情を隠し、一方であなたが、その人が今現在感じているよりも有能であるかのように反応してしまうせいで起きる問題は、その日が本当にその人にとって人生最悪の一日であるかもしれないということです。

その人は実際に制御不能だと感じていて、自殺を考えているかもしれないのに、そのことを正確には伝えていないのかもしれません。あなたの愛する人は感じていることを見てわかるように示さなくても、描写さえすれば、自分の感情レベルを実証するのに十分だと信じているかもしれない、と知っておくことが重要です。その人は感情を言語で表現したものよりも非言語的表現の方に人々が自動的に反応することを理解していいないのかもしれないのです。もしあなたの反応が抑え気味、あるいは生ぬるいものであると、その人はあなたにひどく腹を立てるかもしれません。あるいは自分にとって実際にどれほどの惨状になっているのか、あなたさえも理解しないので、絶望してしまうかもしれません。


次回は「あなたの愛する人はあなたの支援があるときは有能になれますか?」を扱います。



「境界性パーソナリティー障害をもつ人と良い関係を築くコツ」シャーリ・Y・マニング著


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