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うつ病とは



今回はBPDにつきものの合併症の一つ、「うつ病」についてご紹介します。

うつ病は脳の病気

うつ病は、気分が強く落ち込み憂うつになる,やる気が出ないなどの精神的な症状のほか,眠れない,疲れやすい,体がだるいといった身体的な症状が現れることのある病気です。

日本では過去12ヶ月にうつ病を経験した人数は,病院を受診していない方を含めて210万人以上という推計があり,誰でもかかる可能性がある,よくある病気です。

●「気分」と「病気」の違い

日常生活の中で憂うつになったり,気分が落ち込んだりといった感情の変化は誰もが経験しますが,うつ病の場合には気分が落ち込んだ原因が解決しても気分が回復しません。そのため,仕事や学校に行けなかったり,体を動かすことができなかったりして,社会生活に大きな支障が生じます。

●うつ病の症状

精神症状

気分が強く落ち込み憂うつになったりやる気が出なかったりだけでなく,他にも様々な精神症状があらわれることがあります。

・気分が落ち込む・意欲がなくなる・ぼんやりすることが増える・悲観的に考える・口数が少なくなる・外見や服装を気にしなくなる・飲酒量が増える・集中できない・仕事でミスが増える・喜んだり楽しんだりできない・不安焦りイライラ感・無関心になる

身体症状

人によっては精神症状よりも身体症状の方が目につく場合があります。

・頭痛・動悸・食欲不信(または過食)・味覚障害・腰痛・下痢・便秘・生理不順・性欲減退・肩こり・腹痛・胃の不快感・めまい・睡眠障害(不眠,過眠)・耳鳴り

●うつ病と間違われやすい病気

双極性障害(躁うつ病)はうつ状態と躁状態を繰り返す脳の病気です。うつ病とは治療薬が異なりますので注意が必要です。

何年前のことでも構いませんから,下記のような躁状態に心当たりはないか,一緒に生活する家族にも聞いてみましょう。心当たりがある場合には,主治医にそのことを伝えましょう。

□いつもよりも気分が高揚してハイテンションになった

□いつもよりも怒りっぽくなった

□いつもよりも活動的になった

□いつもよりもお喋りになった

□なんでもできるような気になった

□急に偉くなったような気になった

□急にお金の使い方が荒くなった

次回は「うつ病の治療方法」をご紹介します。

「患者さんとご家族のためのうつ病ABC」より

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