治療や生活の質を妨げる行動
第二の優先事項は、どのようなことであれ治療の妨げとなる行動です。ダイアリーカードに記入しない、治療に遅刻する、治療に関連する話題について話すのを拒む、といったこようなことです。このような治療妨害行動は、子どもの側に限ったことではありません。私自身、DBTセラピストとして、何であろうと治療の治療を妨げることを自分がしてしまっていることはないだろうか、と常に気を配っています。また、私が何か治療妨害行動をしていると感じたら、私にそう教えてくれるよう、子どもたちや親たちにも伝えておきます。すると、たいてい彼らはそうしてくれます。
第三の優先事項は、生活の質を妨げる行動への対処です。学校をさぼる、薬物やアルコールの過剰使用、命の危険はない摂食障害といったような行動です。このような部類に属する行動で、何か治療に支障をきたしたそうなものがあれば、どのようなことであれ私に連絡をくれるよう、私は親に強くお願いしています。
次回は「行動の中でのスキル訓練:自分を慰めるスキルを学ぶ」を紹介します。
「自傷行為救出ガイドブック 弁証法的行動療法に基づく援助」
マイケル・ホランダー著
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