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問題解決のための努力を強化する


ここまで、問題解決技能の欠如が主たる問題である場合に、あなたの愛する人がその技能を発達させられるよう手助けするためのアイディアを多数伝授してきました。支援要請は完全に妥当であるけれども、話しかけられる方法が理由で腹が立ったり、防衛的になったり、抵抗が生じたりする場合に、あなた方のコミュニケーションを改善する方法も伝授しました。

 しかし、あなたの愛する人にとっての大きな問題が自信の欠如であれば、その人が問題解決のために試みることは何であれ、ここでも誠実に、敬意をもって、相手を低く見るようなところが微塵もなく行えるかぎりにおいて、強化することが重要でしょう。これはあなたが失敗を無視すべきだという意味ではありません。それどころか、もしあなたの18歳の息子が自分の銀行関連の問題を処理しようとして、銀行が彼を助けることを拒否したなら、何が悪かったのか、何を違うふうにできたのか見直すために、あなたはできることをすべきです。当然、あなたは息子がその結果について経験していそうな感情を承認することから着手するでしょう。同じように重要なのは、承認できないもの、つまりまずい決断や効果的でない行為を承認しないことです。銀行のマネージャーが、あなたの話しをしようとしている間に、息子が出て行ってしまう、というのが一例です。綱渡りのようなものかもしれませんが、だれもが万事最高になれないのだと受け入れることを学んでいる子どもに対するのと同じようにうまくいかなかった事柄について正直で(かつ避難的でなく)ありながら、その人のした努力と何にせようまくいったことを強化する方法を見つけることが大切です。

 要は、BPDを持つ人の多くはすでに無能だと感じていて、無能さとして知覚されることを恥じているので、その人が感じている感情を承認しながらその学習された自己イメージに反論すれば、自信が欠けているときは通常閉ざされたままになる問題解決技能の学習への扉が開くということです。

次回は「ひどい事態だ。でも心配しないで。私は対処できています」を扱います。

「境界性パーソナリティー障害をもつ人と良い関係を築くコツ」シャーリ・Y・マニング著


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