次に私たちが弁証法的行動で教える、あなたが望むものを誰かに求めるための対人関係技能を試しましょう。究極的にはあなたの愛する人がこの技能群を学べば効果的なのですが、あなたがその人の対人様式に取り組むためにこの技能群を使うことも、効果的だということがわかるでしょう。この技能は、DEAR(親愛なる愛する人という頭文字で覚えられます。)
D:Describe:状況を描写する。事実を述べるのみ。
E:Express:その状況についてのあなたの気持ちと意見を表明する。
A : Assert:あなたの願望を主張する。あなたが望むことを愛する人に求める。
R:Reinforce/reward:あなたの望むことを与えてくれることに対して、前もってあなたの愛する人を強化する/報酬を与える。
あなたの愛する人に話をするとき、これはどのように見えるでしょうか?あなたには二つのDEARが必要かもしれません。一つは、その人にあなたへの話し方を変えるように求めるためのもので、もう一つは、リクエストにノーと言うためのものです。
助けてというリクエストにノーと言うために:
D:ポール、あなたは私に、あなたの口座を整理するために銀行に行くよ うに頼んだわよね。
E:あなたのお金を私が扱うのは変な感じがするし、これはあなた自身で できることだと思うわ。
A: あなたの代わりに銀行に行くことはしないけど、
R:あなたが私と一緒に座って、私が状況を理解するのを助けてくれるの であれば、私はあなたが言うべきことを正確に考え出せるように力を貸 すつもりよ。
その人のあなたに対する話し方について話すために:
D:セーラ、あなたは私の助けが必要だと言っているのね。
E:あなたがそんなに大きな声で何かしろと言うと、私はやりたくなくな るの。あなたを助けることが望ましいことだとわかっている時でさえも。
A:もっと落ち着いた、それほど価値判断的でない声で頼んでくれるかしら?
R:そうしてくれれば、あなたの問題解決を手伝うつもりよ。
あなたの愛する人との感覚はあなたにとって重要なので、承認することを忘れないように。あなたは実際、力のある立場の人に助けを求めるのは難しいことだと知っていますし、私たち全員に自信を持てない状況はあることも知っています。
次回は「問題解決のための努力を強化する」を紹介します。
「境界性パーソナリティー障害をもつ人と良い関係を築くコツ」シャーリ・Y・マニング著
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