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限局性学習症とは



  限局性学習症とは、知能には大きな問題がなく、目も見え、耳も聞こえているのに、「読む」「書く」「計算する」といった学習技能のいずれか一つ以上がうまくできない状態をいいます。英語でSpecific Learning Didorders」といいます。



「限局性学習の症状」


●「読む」ことの問題:

□誤った発音をする、文章の文字や単語を抜かして読む、呼んでいるものの意味を理解することが難しい、などの状態です。


●「書く」ことの問題:

□誤った文字を書く、句読点を間違える、単語の中に誤った文字が混じる。文法的な誤りの多い文章を書く、などの状態です。


●「計算する」ことの問題:

□数の感覚、計算の正確さに困難がある、数学的推理の性格さに困難がある、などの状態です。


  限局性学習症の診断は非常に慎重に行われる必要があります。

生活支援としては、書くことが苦手な人ではパソコンを使う、計算が苦手な人では電卓を活用する、また書き写すことが苦手な人ではカメラで記録するなど、それぞれにあったツールを活用することで、困難を補うことができます。

  育てられ方などが原因ではないかと誤解されることもありますが、発達障害の一つであることをご理解ください。 


次回はADHDについて紹介します。


「大人の発達障害」より

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