top of page

ADHD  日常生活における困りごと

更新日:2024年9月18日


  ADHDに似た症状を示す障害は他にもあるため、最終的な診断をくだすためには、他の障害や病気ではないことを確認する必要があります。

また、ADHDには自閉スペクトラム症などの他の発達障害や、他の精神疾患、身体疾患が併存していることも多く見られます。他の障害や疾患が合併していると、ADHDの症状が見極めにくくなったり、治療効果や将来に影響を及ぼしたりする可能性があるため、併存症の有無も適切に診断する必要があります。


ADHDの症状は、個人によっても違いますし、環境によってもあらわれ方が異なります。「どうして自分はこうなのかな?」と思っていたことは、実はADHDの症状が原因かもしれません。

  これから日常生活の場面ごとにおける,ADHDの症状のあらわれ方の例を紹介します。


シーン① 職場や学校で


主に多動性が原因となって起こりやすいこと

〇会議中あるいは、仕事中(授業中あるいは勉強中)に落ち着かず、

そわそわしてしまう

〇貧乏ゆすりや机を指先で叩くなどのくせがやめられない


主に衝動性が原因となって起こりやすいこと

〇会議中(授業中)に不必要な発言をしてしまう

〇思ったことをすぐに言動に移してしまう


主に不注意が原因となって起こりやすいこと

〇会議や仕事(授業や勉強)に集中できない

〇仕事(課題)に必要な物をなくしてしまう、忘れる

〇仕事(課題)の締め切りに間に合わない

〇仕事(課題)を最後まで終えることが難しい

〇仕事(課題)でケアレスミスがよく見られる


次回は、「家庭で」を紹介します。

「大人の発達障害」より

 
 
 

Comments


Commenting on this post isn't available anymore. Contact the site owner for more info.
bottom of page