前回取り上げた5つのステップの反応へ移行していくと、見せかけのコンピテンスによる誤解を解くことができます。けれども多くの場合、あなたは感情のマスキングが見せかけのコンピテンスの背後にあることがとても多いので、あなたの愛する人が感じていることが何なのか、そしてあなたの愛する人に行う能力があることは何なのかを確実に理解できるようにしなければなりません。
これが意味するのは、あなたの愛する人を壊れ物のように扱わず、同時にその人の行動に非現実的な期待を抱かないということです。
あなたの愛する人の行動がある状況から他の状況へと般化されないと考えていて、その人が自分の脆弱性をあなたに正確に伝達していないことに気づいているのなら、あなたはあなたの愛する人のために介入して、代わりに何かしてあげようと思いがちでしょう。
もちろんそのようにすれが、自分は独力では物事をこなせないという、愛する人の信念を強化してしまいます。また、これはあなたの愛する人が新しい環境で行動を実践し、それを般化することを不可能にしてしまいます。
では何をしたらよいのでしょうか?
次回はその点を紹介します。
「境界性パーソナリティー障害をもつ人と良い関係を築くコツ」シャーリ・Y・マニング著
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