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妥当でないことを承認しない
明らかに妥当ではないことを承認しても効果はありません。次の例を読んでください。 「僕はなんてまぬけなんだ、自分でも信じられないよ!歴史の進級テストのために徹夜で勉強したのに、やっぱりCを取っちゃったんだ。僕は学校で一番馬鹿な生徒なんだ」 ロバートは涙をこらえながら言いました。 「確かに、あなたは学校で一番馬鹿な生徒かもしれないわね、でもあなたのお父さんと私は、それでもあなたのことを愛しているわ」 ロバートの母親は、できる限り優しい声で答えました。 ロバートの母親が、自分をまぬけだと感じている息子の気持ちを承認する代わりに、どのように反応できるか、いくつか別の方法を挙げてみましょう。 「あんなに一生懸命勉強した後だもの、良くない成績を取ったのは本当にがっかりしてしまうわね」 「よくない成績を取ってしまったら自分の能力を疑いたくもなるわよね。その気持ちは私にもわかるわ」 「準備をしたのに、試験でCを取ったとしたらどれほど自分をまぬけだと思うかは理解できるわ」 などと答えることができたでしょう。 次回は落とし穴2「個人的言及を避ける」を紹介します。..


うまくいくスキルと、その理由
承認 承認はおそらく、最も重要なスキルです。子どもの感情的経験を承認することは、子どもがそのような経験をしているはずだと皆さんが考えるかどうかに関わらず、あらゆる論争的な状況下で皆さんが子どもとの絆を深めるために必要な橋渡しをしてくれます。子どもたちは、たとえ自分が現在とっている方法が効果のないものだったとしても、自分の感情的反応は妥当なものだと学ぶ必要があります。承認は、しばしば皆さんと子どもが効果的に協力していくための「お膳立て」をしてくれるのです。 子どもの経験または視点を承認する=それを無条件で肯定または賛成する、ではありません。承認というのは、子どもが言葉や身振りで伝えていることを皆さんが受け容れ、理解したということをあるがままに認めるだけのことです。たいていの親にとって、わが子がどのように考え、感じているかに興味を抱き、心を開いたままでいることを忘れずにいることは困難な挑戦です。私たちは何とかわが子の力になりたいと願い、自分はその答えを持っていると信じています。しかし、子どもたちは、自分なりの見識に到達する必要があります――自分なりの


うまくいかないスキルとその理由
ここでは、一部のセラピストがよく勧めるものの、実際にはほとんどうまくいかないスキルを紹介します。これらのテクニックはある特定の状況では有効に作用するという可能性もありますが、もし、良い結果を得ていない場合には、必ず治療チームに相談し、検討してください。 *子どもが自傷に用いる道具を除去する 子どもが自傷に用いる可能性がある鋭利なものをすべて隠してしまうか、家の中から撤去してしまうのは、自傷をやめさせるのによい方法であると思うかもしれません。しかし少なくとも三つの理由からこれをよくない考えであると思います。第一に、子どもが自傷に用いることができるものは数限りなくあるため、自宅を「安全」に保っておくことは実質的に不可能です。第二に、そんなことをしたら、皆さんは常に自宅をパトロールする役割へ、つまり子どもと敵対する役割になってしまいます。皆さんが「刃物警察」となってもメリットはありません。 最後に、あるまがままの世界 ― ほんのいくつか例を挙げるだけでも、世の中にはカミソリ、ハサミ、ナイフ、缶の蓋、そして安全ピンといった危険物が存在します ― にどのよ


折り合いをつけること
「折り合いをつけること」 折り合いをつけることは、自分のエネルギーを、現在置かれている環境で求められることへ向けることです。対照的に、強情は、自分の状況は不公平だ、などと文句を言うようなことにエネルギーを費やすことです。折り合いをつけることを、あきらめや、自分をだまして現在の状況に無理に合わせることと混同してはなりません。折り合いをつけるということは、状況をあるがままに受け入れ、必要とされることへ自分の心を向けることなのです。 「達成可能な目標の設定」 忍耐の第二の要素は現実的な目標です。実際の成功体験ほど強化に役立つものはありません。達成可能な目標を設定することは、軌道を外れないよう役立つ方法の一つです。問題をあるがままに受け入れましょう。たしかに、折々、敗北や失敗を経験したときに進み続けていくのは大変なことです。自分の目標へ向って小さなステップを踏んでいくことについて考えてください。例えば承認に取り組んでいるならば、一日あるいは一週間に何回、自分が注意深くそれを練習する予定かを前もって決めてください。これならば小さなステップですし、現実的な目
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