たぶんいくつかのことが起こりました。あなたは、より失望が大きいとあなたがみなした状況でジャステーンが一度失望を許容できたので、彼女がまた失望を許容できると仮定したのです。
しかし、単にジャステーンがあるときに感情調整行動を行えたからといって、その行動を繰り返せるというわけではありません。ジャステーンはその日、数回失望を経験していたのかもしれません。もしかしたら、眠らなかったのかもしれません。要因はいくらでも存在するのです。それらの要因のいくつかは、先ほど記述したように般化が困難であること関係しています。
ある特定領域でのあなたの愛する人の能力が、どの程度まで、どのくらい深くまで伸びているか、正確に決定できる必要があるわけではありません。次のような可能性を常に前向きに考慮するべきだということです。
つまり、見せかけのコンピテンスが必ずしも実際のコンビテンスではないという可能性です。そしてそれゆえに、あなたの愛する人が、あなたがその人にできると考えている何かをできないように見えるときにはいつでも、その人はおそらく本当に、少なくともその場所、その時点では、それをできないのだという可能性です。
あなたの愛する人が実際にそうである以上に有能だと想定しないように!
次回はこの続きを扱います。
「境界性パーソナリティー障害をもつ人と良い関係を築くコツ」シャーリ・Y・マニング著
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