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あなたの愛する人が、気分を紛らわせること以外に、より良い方法を見つけられるように力を貸す



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BPDをもつ人が気づけば止むことのない危機の只中にいる理由の一つは、人生の中のネガティブな出来事を許容するのがその人にとって困難であるからです。BPDを持つ人は感情的にそのような出来事に臆病であり、それまでの歴史から、そのような出来事に反応すれば苦痛を被るばかりでなく、自分の痛みは受け入れ不可能ではずべきものだと言われるであろう、と学んでしまっています。

そのため、あなたの愛する人はある代替案が賢明な選択肢であると知っていながら、ネガティブな出来事のきっかけになるかもしれないので、その選択肢を採用できないでいるのでしょう。独りぼっちになる事態に直面しなければならないかもしれません。だまされたという恥に直面しなれければならないかもしれません。何か難しいことが起こるとBPDを持つ人は問題あるいはつらい感情から逃げ出すか、回避したくなります。


実際、私たち皆がこのような衝動を抱えています。もしあなたの可愛がっているペットが死んでいまったら、あなたは嘆き悲しまない方が好ましいと感じるかもしれません。けれども、あなたはそれを経験します。なぜなら、そうしなければならないと知っていて、それを乗り越えて生き延びられるとわかっているからです。

  BPDを持つ人は、自分の悲嘆に押しつぶされてしまうと考えます。生きてはいけないと本当に信じてしまうので、嘆き悲しむことを避けるために必要なことは何でもするのです。孤独だ、馬鹿だと感じることを回避するために同じことをするかもしれません。



「境界性パーソナリティー障害を持つ人と良い関係を築くコツ」

シャーリ・Y・マニング著


 
 
 

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