うまくいくスキルと、その理由
- FSG brog 管理者

- 17 時間前
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承認
承認はおそらく、最も重要なスキルです。子どもの感情的経験を承認することは、子どもがそのような経験をしているはずだと皆さんが考えるかどうかに関わらず、あらゆる論争的な状況下で皆さんが子どもとの絆を深めるために必要な橋渡しをしてくれます。子どもたちは、たとえ自分が現在とっている方法が効果のないものだったとしても、自分の感情的反応は妥当なものだと学ぶ必要があります。承認は、しばしば皆さんと子どもが効果的に協力していくための「お膳立て」をしてくれるのです。
子どもの経験または視点を承認する=それを無条件で肯定または賛成する、ではありません。承認というのは、子どもが言葉や身振りで伝えていることを皆さんが受け容れ、理解したということをあるがままに認めるだけのことです。たいていの親にとって、わが子がどのように考え、感じているかに興味を抱き、心を開いたままでいることを忘れずにいることは困難な挑戦です。私たちは何とかわが子の力になりたいと願い、自分はその答えを持っていると信じています。しかし、子どもたちは、自分なりの見識に到達する必要があります――自分なりの方法を見つけることは、青年期の子どもの主要な課題の一つなのです。
親が承認を実践し始めたころ、それはわざとらしく、大げさで――インチキっぽく聞こえることがしばしばあります。これは予想しうることです。皆さんが初めて外国語を学び始めたとき、あるいは自転車に乗ろうとし始めた時のことを思い返してください。何であれ新しいスキルを学んでいるとき、その試みは決して順調にはいかないでしょう。承認しようとして皆さんが言う言葉は、子どもが、自分が皆さんに承認されていると感じた場合にのみ、承認となることができます。皆さんの子どもが学校で恥辱的状況に陥った後で感情的に高ぶっており、皆さんが子どもを承認しようする場合、皆さんのコメントは妥当なものとなるでしょうが、子どもはそれでも皆さんを拒絶するかもしれません。なぜなら子どもは、実際にはそれを受け容れることができないからです。そのようなことがあっても諦めてはいけません!その瞬間は子どもが、承認されていると感じるには適切なタイミングではなかったのだ、と理解するよう努めてください。
子どもの経験を承認するのにはいくつかの方法があります。次回以降三つの異なるタイプの承認を紹介します。それらは、親にとって最も学習しやすく、実際に有効に作用するものです。しかしこれらの承認スキルの詳細に入っていく前に、まずはいくつかの落とし穴を取り上げたいと思います。
次回は落とし穴その1 「妥当でないことを承認しない」を紹介します。
「自傷行為 救出ガイドブック ―弁証法的行動療法に基づく援助―」マイケル・ホランダー著



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