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対人関係での技能は重要事項でしょうか?その3


BPDを持つ人は、自分自身の問題を解決する能力や自信がないことについて、よい気分ではありません。彼らが感じている恥は、時間をかけて、彼らの環境と彼ら自身の自己非承認傾向によって強化されてきているかもしれません。あるいは以前に無力であったときに、環境があなたの愛する人の問題を解決してくれたので、その人の中で無力感が強化されたのかもしれません。

  別の大人をその人自身の問題から救出するために、自分が出動待機しているように感じるのはつらいことです。特にあなたの愛する人の助けの求め方が、しばしばあなたがノーと言いたくなるような求め方であるときには。私たちは皆、このような対人関係様式が人々を追いやり、次第に相手を助けなくさせることを知っています。けれども、あなたが大切に思っている人が、他の人と同じように問題解決の仕方を学ぶ機会を持てなかったのかもしれないこと、自分自身を信用しないように教えられてきたかもしれないこと、今日適切なやり方で助けを求めるのに必要なコミュニケーション技能を持っていないかもしれないことを理解すると、積極的受動性に違う反応をする方向へとあなたも傾いていくことでしょう。そうであれば、あなたは愛する人に強制的な技能構築の機会を与えるプロセスに入っています。それは将来的に、その人の問題解決における洞察力を徐々に改善するであろうプロセスです。


次回は「積極的受動性を受動的攻撃性と混同しないように」を紹介します。


「境界性パーソナリティー障害をもつ人と良い関係を築くコツ」シャーリ・Y・マニング著


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